不知 リンクを取得 Facebook Twitter Pinterest メール 他のアプリ - 12月 24, 2020 音楽については何もわからないわたしが落ち打つ音は誰が為に鳴るのだろうかそれは誰かを時に癒し時に憂鬱にさせるだろう人間は感情が豊かな生き物だと知る誰にも聴かれぬまま流れる音、あるいは音楽人が求めるものは時代に依るがわたしは永く時代を選ぶことなく語り続けた今後暫くも不変にあるだろう リンクを取得 Facebook Twitter Pinterest メール 他のアプリ コメント
巡 - 9月 14, 2022 草刈りが終わった なぜだか泣きたくなる匂いだ 懐かしさは日ごとに冴えてゆく夏 目が覚めるような寒さも 冬の奥まで来れば 慣れたもの それでも 呟いたおはようは 白く空へと昇った いつもなら しきりに何かをうったえる嘴も静かな ある春の早朝 小川のせせらぎのような音を立てて 風が木の葉をすすいでゆく 秋は一年で一番力強い季節だと ある詩人が言っていた それもそうだと頷いてみせたのは あまりにも画面に気を取られていたせいなのだった 続きを読む
音楽の力 - 10月 09, 2022 結局、音楽の力には敵わない。 どれほどの挫折も、絶望も いずれ音楽が癒してくれるんだ。 例えば音楽が嫌になったときさえも 音楽を聴いてみるといい。 転がる石ころの打音に 滞っていたエネルギーはまた流れだす。 さすらう唄うたいの示す道の先 あるはずないと決めつけていた光に目が眩む。 失った誰かや何かは戻らないかもしれない。 ときにあなたの耳には直接届かないかもしれない。 しかしそれは信じるに足る理屈を必要としない 最後の砦。 目には見えない。言葉には換えられない。 これほど曖昧で確かな存在はない。 感じるんだ。肌で。 結局、音楽の力には敵わない。 どんな哀しみも、暗闇も。 続きを読む
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