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12月, 2020の投稿を表示しています

生への執着

 生への執着がありすぎるのだ だから死にたいなどと思う 生きてることの方が奇跡 束の間のこと 重く考えすぎることなかれ

結露

バイオリズムの間で 生まれる結露が わたしの創作 窓そのものを観察していたら 表現の由来が見えた

旅券

 音楽は 季節を越え 記憶を越え 時間の旅をさせてくれる 空を飛び海原を越え 大陸を渡り時に宇宙の向こうまで 空間の旅をさせてくれる

ブランド

 やらないこと 言わないことを 増やせば増やすほど それがなんであるか 見えてくる それがブランド というもの

運命論

 運命である ということについて これを認めたりするのは 逃げだと思われるかもしれないが これは真理だ 運命に屈しない ということすらも 定められた運命なのだ 結果論でしかないが 人は その生まれた運命に従い生きている 自分で変えられる細かな選択は 終着点を変えはしない

知的反逆

 語らずもがな 真のパンクスとは 知性の顕現であり 優しきことこの上ないものです。 決して無鉄砲、強行突破、意義なき抵抗などではありません。 モーツァルトしかり パティスミスしかり 一休宗純、ビートルズ、ブルーハーツ  ピカソ、バンクシー、小津安二郎氏、遠藤ミチロウ氏しかり ジャンル、カテゴライズから遠い存在達の あらゆる常識(熟慮されなくなった定石)に 疑問を抱くことを発端とする 知的反逆なのです。 無論、当人達はパンクスであるなどという定義すら破壊してかかるでしょう。 定義それ自体がもっとも無意味なものだと考えると思うのです。

木枯らし

灰色の宇宙の隙間に 隠れた舟の残像を 見逃しはしまいと柊 集めて窓辺で望遠鏡を 覗いた すべてに意味があったはずだ 望んだ すべてに意味がありますよう

聴き覚えのある景色

聴き覚えのある景色 見覚えのある音楽 これを生み出せればいいだけなのに

迷いなどは

 柔な迷いは それほどまでのめり込めていない 自分を知るから 生まれているのだろう 本当に好きで仕方なければ 迷う余地などない それでどうなろうと知ったことではないのだから 迷いがあるのは 自然なこと 多くの者は そこそこで終わるのだから

起源

音楽を生み出したのは何か 多くの楽器は 木製を起源とする 雨なくして樹木は育たず しかし 日光なくして雨はない 雨に救われる人があれば 太陽に救われる人があり その逆もまたそれぞれ然り 音楽を生み出したのはわたしともいえ そのわたしもまた なにかに生み出されたのものであり そのなにかもまた然り 一体音楽の起源とは どこまで遡ることができるのだろうか

空は泣かない

 人間はしばし わたしを空の涙に例える しかしわたしは知っている 空は泣かず 人は投影する生き物だということを ならばわたしとはなにか 雨とはなにか それは万物の流転を唯一明解に 表す存在である

不知

 音楽については何もわからない わたしが落ち打つ音は 誰が為に鳴るのだろうか それは誰かを時に癒し 時に憂鬱にさせるだろう 人間は感情が豊かな生き物だと知る 誰にも聴かれぬまま 流れる音、あるいは音楽 人が求めるものは 時代に依るが わたしは永く時代を選ぶことなく 語り続けた 今後暫くも 不変にあるだろう

初稿

 誰に聞かれることもない そう思って書くならプライベートノートにでも綴ればいいことを敢えてオンラインで書くのは 雨にも少なからずある自我の顕もある